● 拝 殿 ●
御 由 緒
・創建年代は不詳。社伝では景行天皇の時代に武内宿禰(タケノウチノスクネ)が官籍に載せたとされ
ている。大正2年(1913年)刊行の「飽海郡誌 巻之六」によると、もとは三之宮大座明神
と称し、古来より鳥海山大物忌神社の第三王子とであるとされ、鳥海山大物忌神社 が
「春物忌」を行った後、当社においても3日間の「物忌」を行うのが慣わしになってい
たと言う。
・延長5年(927年)の延喜式神名帳に小社として記載されているほか、「日本三代実録」の
元慶2年(878年)に、従五位下勲七等の神階に昇叙したと記載されており、元慶4年には
従五位上に昇叙されている。
・天正年間には兵火により社殿が焼失。元文元年(1736年)、庄内藩主酒井氏により復興さ
れたが社家も無かった。宝暦9年(1759年)、山楯村の長久寺が別当となり経堂を建立し
一宇の仏壇を構えて念仏修行の場とし、さらに「観音」とのみ称して社号を捨てたため
諸国神社調査からも洩れてしまう。明治9年(1876年)に新たに三神を祭り、初めて小物
忌神社と公称した。同年2月村社に列し、11月には郷社に列せられると同時に、大物忌
神社の摂社に指定された。明治32年(1899年)3月社殿を焼失をするが、すぐに再建され
明治34年(1901年)11月に竣功、遷宮式を行った。明治35年(1902年)3月県社に列格。
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〜 延喜式内社「小物忌神社」論社 〜
◇酒田市の沖39kmの日本海に浮かぶ「飛島」に鎮座する小物忌神社。
創建年代は不詳。社伝では龍田大社(奈良県生駒郡)からの勧請とされている。元文3年
(1738年)社名を大宮神社と改める。昭和17年(1942年)7月社名を小物忌神社に復する。
御祭神は・・・級長津彦命(シナツヒコノミコト)、級長戸辺命(シナトベノミコト) 。
◇飛澤神社(山形県酒田市麓字麓山88)に鎮座で、小物忌神社の論社の一つ。
御祭神は・・・豊受姫命(トヨウケヒメノミコト)、稲倉魂命(ウガノミタマノミコト)、月夜見命(ツキヨミノミkト)。
山形県の町並みと歴史建築 [酒田市] 飛澤神社
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御 祭 神
・級長津比古命(シナアツヒコノミコト)、 ・級長津比賣命(シナツヒメノミコト)、 ・豊受比賣命(トヨウケヒメノカミ)
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・アラハバキノ大神威、 ・事代主大神(コトシロヌシノオオカミ)
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● 本 殿 ●