延喜式内社 出羽国飽海郡 出羽国三宮


 小 物 忌おものいみ 神 社 

小物忌神社

 山形県酒田市山楯字三之宮48 鎮 座 地図

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小物忌神社



● 拝 殿 ●
拝殿

 御 由 緒 


・創建年代は不詳。社伝では景行天皇の時代に武内宿禰(タケノウチノスクネ)が官籍に載せたとされ

 ている。大正2年(1913年)刊行の「飽海郡誌 巻之六」によると、もとは三之宮大座明神

 と称し、古来より鳥海山大物忌神社の第三王子とであるとされ、鳥海山大物忌神社 が 

 「春物忌」を行った後、当社においても3日間の「物忌」を行うのが慣わしになってい 

 たと言う。                                   

・延長5年(927年)の延喜式神名帳に小社として記載されているほか、「日本三代実録」の

 元慶2年(878年)に、従五位下勲七等の神階に昇叙したと記載されており、元慶4年には

 従五位上に昇叙されている。                           

・天正年間には兵火により社殿が焼失。元文元年(1736年)、庄内藩主酒井氏により復興さ 

 れたが社家も無かった。宝暦9年(1759年)、山楯村の長久寺が別当となり経堂を建立し

 一宇の仏壇を構えて念仏修行の場とし、さらに「観音」とのみ称して社号を捨てたため 

 諸国神社調査からも洩れてしまう。明治9年(1876年)に新たに三神を祭り、初めて小物 

 忌神社と公称した。同年2月村社に列し、11月には郷社に列せられると同時に、大物忌 

 神社の摂社に指定された。明治32年(1899年)3月社殿を焼失をするが、すぐに再建され 

 明治34年(1901年)11月に竣功、遷宮式を行った。明治35年(1902年)3月県社に列格。  

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〜 延喜式内社「小物忌神社」論社 〜


◇酒田市の沖39kmの日本海に浮かぶ「飛島」に鎮座する小物忌神社。          

 創建年代は不詳。社伝では龍田大社(奈良県生駒郡)からの勧請とされている。元文3年 

 (1738年)社名を大宮神社と改める。昭和17年(1942年)7月社名を小物忌神社に復する。 

 御祭神は・・・級長津彦命(シナツヒコノミコト)、級長戸辺命(シナトベノミコト) 。           


◇飛澤神社(山形県酒田市麓字麓山88)に鎮座で、小物忌神社の論社の一つ。       

 御祭神は・・・豊受姫命(トヨウケヒメノミコト)、稲倉魂命(ウガノミタマノミコト)、月夜見命(ツキヨミノミkト)。  
  山形県の町並みと歴史建築 [酒田市] 飛澤神社      
 
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社号額

 御 祭 神 


・級長津比古命(シナアツヒコノミコト)、 ・級長津比賣命(シナツヒメノミコト)、 ・豊受比賣命(トヨウケヒメノカミ)


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・アラハバキノ大神威、  ・事代主大神(コトシロヌシノオオカミ)

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● 本 殿 ●
本殿



小物忌神社



小物忌神社





神社参拝の記録





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