御 由 緒
・第50代桓武天皇の御代、延暦13年(794年)の創祀。出羽郡府の頃は、国常立尊、伊弉諾尊
伊弉冉尊、素戔鳴尊、大己貴神、事代主神の六柱を奉斎したが、後に出羽国延喜式内社の
大物忌大神、他の五柱を合祭し、出羽国鎮護の国府総社として国司奉幣の神社となった。
明治9年郷社に、神社明治40年神饌幣帛科共進社に列格。
・出羽の起源は、708年(和銅元年)に越後国に設置された出羽郡である。712年(和銅5年)に
出羽国に昇格し、翌月陸奥国から長井郡(後の置賜郡)と最上郡を譲られて国としての体制
が整った。
・拝殿脇に、後醍醐天皇の皇子、尊良親王(タカヨシシンノウ)の第一皇子の守永親王(モリナガシンノウ)の
御陵と書かれた「一品守永親王御陵花山院」の標がある。※一品=いっぽん/皇族の位階
・境内社:稲荷社
御 祭 神
・大物忌大神(オオモノイミノオオカミ)、・月山大神(ツキヤマノオオカミカミ)、 ・小物忌大神(オモノイミノオオカミ)
・出羽大神(イデハノオオカミ)、 ・由豆佐賣大神(※ユズサメノオオカミ)、・遠賀大神(※トカ/トガノオオカミ)
[ 配祀 ] ・天照皇大神、 ・藥師大神
※延喜式内社 出羽国田川郡 「由豆佐賣神社」(鶴岡市湯田川)
御祭神:溝姫命、大己貴命、少彦名命
※延喜式内社 出羽国田川郡 「遠賀神社」の論社と御祭神
遠賀神社 (鶴岡市井岡 ):豐受大神、鳴雷神、高龍神、和久産巣日神、大山祇神
猿田彦大神、他
遠賀神社 (鶴岡市遠賀原):倉稻魂命、瓊々杵命、名婦殿(大宮姫命)
遠賀神社 (鶴岡市外内島):大山祇尊、倉魂命、土祖神、手力雄命
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● 本 殿 ●
・樹齢500年超えるとされる、藤島町指定天然記念物の「欅」