下野國一ノ宮 旧國幣中社
延喜式内名神大社 下野國河内郡

 二 荒 山ふたあらやま 神 社 

二荒山神社
 栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1 鎮座 地図




二荒山神社



●  社 殿  ●
二荒山神社・拝殿


 御 由 緒 


・主祭神の豊城入彦命(トヨキイビリノミコト)は、第10代崇神天皇(スジンテンノウ)の第1皇子で、東国

 御治定の勅命を受け、毛野国(ケヌノクニ:栃木・群馬)に下られました。国土を拓き、産業

 を奨励し民を慈しんだので、命の徳に敬服し族は鎮まり、その子孫も東国に繁栄され 

 4世の孫・奈良別王(ナラワケノケミ)が、第16代仁徳天皇(ニントクテンノウ)の御代に、下野国(シモツケノ

 クニ)の国造(クニノミヤツコ)となられて国を治めるに当たり、命の偉業を偲び御神霊を荒尾崎 

 (現在の下之宮)の地に、国土開拓の神・大物主命、事代主命とともに祭られました。 

 その後、承和5年(838年)に現在の臼ヶ峰に遷座しました。以来、平将門の乱を平定し

 た藤原秀郷(フジワラノヒデサト)をはじめ、源義家、源頼朝、また徳川家康などの武将の尊崇

 を受けられました。古くは、延喜式内名神大社、下野國一ノ宮、明治になり国幣中社 

 に列せられ、「お明神さま」の名で庶民に親しまれ、篤く崇められてきております。 

 宇都宮の町もお宮を中心に発展してきましたので、市の名も社号をそのまま頂いてお 

 り、市民憲章にも「恵まれた自然と古い歴史に支えられ、二荒の杜を中心に栄えてき 

 た」と詠われています。                            


 御 祭 神 


○ 豊 城 入 彦 命 (トヨキイビリノミコト) 、 ○ 大 物 主 命、 ○ 事 代 主 命


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二荒山神社



二荒山神社



●  本 殿  ●
二荒山神社・本殿



本殿と女体宮
・本殿と女体宮(祭神:三穂津姫命/ミホツヒメノミコト)



境内社・十社
〜 十 社 (県内式内社の神を祭る) 〜

祭神:素戔嗚尊、味鋤高彦根命(味耜高彦根命/アジスキタカヒコネノミコト)

   豊城入彦命、事代主命、誉田別尊、天兒屋命(天児屋命) 

   武甕槌命、大山咋命、下照姫命(シタテルヒメノミコト)、日本武尊 



明神の井
・ 明神の井 ・



初辰稲荷神社
・ 初辰稲荷神社 ・



市神社
・市神社(祭神:神大市姫命/カムオオイチヒメノミコト) 



二荒山神社



松尾神社
・松尾神社(祭神:大山咋神・中津嶋姫命)



荒神社と水神社
・荒神社(祭神:素戔嗚命)と水神社(祭神:罔象女神/ミズハノメノカミ)



剣宮と十二社
・境内社(階段手前より)、剣宮 (祭神:素戔嗚命)、十二社(祭神:國常

 立神、國狹槌神、豐斟渟神、泥土煮神、沙土煮神、大戸之道神、大苫

 邊神、面足神、惶根神、伊弉諾神、伊弉冉神、天照皇大神、天忍穗耳

 神、彦火瓊瓊杵神、彦火火出見神、草葺不合神)          



菅原神社
・菅原神社(祭神:菅原道眞)



● 二荒山神社攝社・下之宮 ●
二荒山神社攝社・下之宮

・二荒山神社の発祥の地(荒尾崎)に創建された神社で「二荒山神社攝社・下之宮」と

 称し、御祭神は本社(臼ヶ峰)に鎮斎される二荒山神社と同神「豊城入彦命」を御祭

 りしています。由緒は大変古く、第16代仁徳天皇の御代下毛野の国造であつた奈良

 別王が、東国治定の功績が高い豊城入彦命を御祭神とし国社をこの地に建立、後世

 838年に峰続きの臼ヶ峰に本社を造営し、発祥の聖地を下之宮として永く奉斎して 

 きました。下之宮は長い歴史の中で丘陵は道路で分断され、招魂社は護国神社とし

 て移設し、また「およりの鐘」は寺領に納め、更に小高い丘は削減しビル陰にて奉

 祀されていました。相生町再開発事業と共に 由緒深き聖地に下之宮のご復興をみ

 たものでです。                 〜 由緒案内より 〜    




神社参拝の記録




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