出羽三山神社 山形県東田川郡羽黒町大字手向
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出 羽 三 山 御 由 緒
・出羽三山とは、山形県(出羽国)にある月山、羽黒山、湯殿山の三つの山の総社で、
月山頂上に鎮座します「月山神社」には月読命(ツキヨミノミコト)を、湯殿山の中腹に鎮座
します「湯殿山神社」には、大山祇命(オオヤマズミノミコト)、大己貴命(オオナムチノミコト)、少彦
名命(スクナヒコナノミコト)を、羽黒山頂の「出羽(イデハ)神社」は羽黒神社とも呼ばれ、出羽
国の国魂の伊氏波神(イデハノカミ)と稲倉魂命(ウカノミタマノミコト)を祭っている。また、出羽
神社には月山神社と湯殿山神社の里宮でもあり、社殿である三神合祭殿(重要文化
財)に、三山の神々を合祭している。
・御開山は千四百年余前、推古(スイコ)天皇の元年(593年)に、第32代崇峻(スシュン)天皇の
第3皇子である蜂子(ハチコ)皇子(また能除太子)が、蘇我氏との政争に巻き込まれ、難
を逃れるた海路を北上し出羽国に入った。(役小角よりも3世紀も前に現れている)
そして、三本足の霊烏(レウウ)の導くままに羽黒山に登り羽黒権現の御示現を拝し、
山頂に祠を創建した。次いで月山、湯殿山を開山する。その後、加賀白山を開いた
泰澄や、役の行者小角、空海や最澄などが来山し修行を積んだといわれる。
● 月山神社・中之宮 ●
・月山の八合目駐車場から木道を登ると、まもなく御田原参篭所が
あり、月山神社中之宮が鎮座している。ここから山頂までは4.6km
の道が続く。
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・北方の彼方、雲海から頂が見えるのが鳥海山(チヨウカイザン)
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● 月山神社・本宮 ●
・月山神社は標高1984mの頂上に鎮座している。また、7月1日の開山から
9月15日の閉山まで神官が常駐する。写真左奥(北方)には鳥海山、北東
には栗駒山、東の彼方には船形山が見え、また、後方の南西には蔵王
連峰、後方南には朝日岳が見える。
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