御 由 緒
・延喜式内三社、国史所載社、気仙総鎮守、勅宣正一位氷上三社。いつの祭祀か詳かで
はないが、上古よりの祭祀と伝えられている。気仙に官が設置以前より三峰に三社が
鎮座し、往古より郷民氷上山を信仰の聖地とし三峰を霊峰と称えて尊崇した。
・山頂の衣太手神社(キヌタテ/イタテ・東御殿)、登奈孝志神社(トナコシ/トナカシ・中御殿)、理訓許
段神社(リクコタ・西御殿)の三宮を総称し氷上三社と称す。氷上神社はその里宮。
・氷上山は陸前高田市と大船渡市の境にある花崗岩からなる標高874mの山で、古記に
よると、気仙郡に官を置くに当たり始めて気仙山と名づけ、後に「日の上山」と改め
た。また、往古より山頂に野火多く発生したが、三社付近で自然に消滅したことで、
火伏の神徳垂れしものとして、日の神・火の神の音相通ずる「火の上」と改めたとも
言われている。
御 祭 神
○衣太手神(キヌタテノカミ)、 ○登奈孝志神(トナコシノカミ)、 ○理訓許段神(リクコタノカミ)
○天 照 大 神、 ○素 盞 嗚 神、 ○稲 田 姫 命、 ○速 進 男 神
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● ● 本 殿 ● ●
・社殿の右には「手名椎神社」
・社殿の左には「足名椎神社」