御 由 緒
・第43代文武(モンム)天皇の慶雲2年(705年)、巨勢麿(コセマロ)が豊受気比売神を勧請したと伝え
られ、元明(ゲンメイ)天皇の和銅2年(709年)には祭事が行われた。聖武天皇の時代、按察使
(アゼチ)鎮守府将軍・大野東人(オオノノアズマビト)が、天平9年(737年)に加美郡より山形の最上
郡玉野に至る道路を開削された時、社殿を造営された。
・飯豊神社は、延喜式神明帳に記載された陸奥国百社の一社で、多賀城国府より幣帛を奉ら
れ、加美郡内では伊達(イタテ)神社、賀美石(カミイシ)神社と共に崇敬された。
・鎌倉時代には、今日の内海家(月崎部落)の先祖である朝日舘の城主、内海左京大夫長重が
社殿を再建し崇敬された。
・明治5年郷社に列せられ、明治40年供進社に指定される。
・拝殿は明治38年に建立、本殿は今より約300年前に再建されたものと推定される。境内に
は神木の大杉をはじめ、石神様として 崇敬される「夫婦大石」が鎮座している。
・昭和45年春、神社御造着工し、昭和47年10月18日に落成し現在に至る。
御 祭 神
○ 足 魂 産 霊 大 神(タルタマムスビノオオカミ) ○
○ 天 照 大 神(アマテラスオオミカミ)、 ○ 大 山 祗 神(オオヤマヅミノカミ)
○ 保 食 神(ウケモチノカミ)、 ○ 八 重 事 代 主 神(ヤエコトシロヌシノカミ)
○ 鳴 雷 神
◎神名帳考証(1667年) 祭神:豊宇賀能比賣命(トヨウカビメノミコト)
例 大 祭
・祈年祭 旧暦2月初午の日、 ・春季大祭 4月12日
・秋季大祭 9月12日、 ・新穀感謝祭 11月23日
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● 本 殿 ●
● 御神体の巨石と神木 ●