延喜式内名神大社 色麻郡 伊 達 神 社
宮城県加美郡色麻町四竃字町2 鎮 座
● 神 門 ●
● 拝 殿 ●
御 由 緒 ・伊達神社は御山古墳の墳頂に立ち、境内には往古の石碑や古木が見られる聖地で 播磨(ハリマ)国・飾磨(シカマ)伊達郷の射楯(イタテ)神社からの勧請で、さらに延暦11年 (792年)、坂上田村麻呂が東征の際に香取、鹿島の両社を勧請したといわている。 幕藩期には、伊達家藩主の尊崇を受けた由緒ある神社でもあるゆえ、伊達家に気 を使い香取社と呼ばれていたが、明治5年伊達神社と復称された。また、神仏習 合時代は良泉院という寺と一体でもあった。現在の社殿は永禄(エイロク)時代(1558 〜1570年)の建物で、境内には巨木の銀杏の神木や鐘楼もある。 ・色麻=シカマという地名の由来については、播磨国の飾磨=シカマ(兵庫県姫路市) と同音であり、しかも射楯神社=イタテという同じ名称の神社があることなどか ら、播磨の一族がこの地に移り住み、出身者の地名にちなんで命名したとするの が有力な説となっている。・・・四竃も同音。 御 祭 神 ・五十猛神(イソタケルノカミ) ・武甕槌神(槌/雷神,タケミカヅチノカミ) ・経津主神(フツヌシノカミ) ・大日靈神(オオヒルメノカミ) ・火産靈神(ホムスビノカミ) 〜 播磨国総社・射楯兵主神社(イダテヒョウズジンジャ)の由緒 〜 ・延暦6年(787年)勅命により、兵主大神を国衙(コクガ)小野江に遷(ウツ)し、併せて 射楯大神を合祀し射楯兵主神社と称する。延喜式神名帳記載の古社で、播磨地方 の大小明神(174座)の神々を合祀し、国の総鎮守として有名。 御 祭 神 ・東殿 射楯大神(五十猛命)、 ・中殿 空、 ・西殿 兵主大神(大己貴命) ・摂社 一の宮「兵主神荒魂」、 ・摂社 二の宮「射楯神荒魂」 ・摂社 柿本社「柿本人麿」他。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
● 境内の御神木 ●
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