常陸国一之宮・官幣大社・延喜式内名神大社


 鹿 島 神 宮かしまじんぐう 

鹿島神宮・二の鳥居

 茨城県鹿嶋市宮中2306−1 鎮 座 地図  


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楼門=寛永11年(1643年)水戸初代藩主・徳川頼房公が奉納。



● 拝 殿 ●
鹿島神宮

 御 由 緒 


・鹿島の宮の創建は神武天皇即位の年(紀元前660年)とあり、神武天皇(神倭伊波礼毘

 古命・カムヤマトイワレビコノミコト)が、東征途上に熊野で神の毒気にあてられた時、武甕雷神

 (タケミカヅチノカミ)が「※霊剣(神剣)」に降して皇軍を助けた、その報恩が創建の由来と

 ある。                                  

・平安時代の延喜式では神宮の号を持つお社は、伊勢神宮、鹿島神宮と香取神宮のみ

 であり、また20年に一度の造替(ゾウタイ)制度、更には天皇の一世一度の奉幣(ホウベイ)

 や立后(リッコウ)の奉幣なども行われた。                    

 ※神剣・・・フツ霊(フツノミタマ)、古事記では布都御魂と表記、武甕雷神が葦原中国を  

      平定した際に用いたのもこの剣であるという。            


 御 祭 神 


○ 武 甕 雷 神 (建 御 雷 神・タケミカヅチノカミ) ○


・日本書紀の「武甕槌神」が採られていますが、古事記では「建御雷神」として天の

 エネルギーの御性格が付与されています。また別名を「建(フツ)」、「豊(フツ)」の神

 とも申し上げ、フツはフル(震る、振る)に通じ、天と地に震う「フツの御魂」であ

 り、天にて震い「雷(イカヅチ)」のエネルギーとなり、地にて震い「みあれ(出で立つ

 意味→鹿島立)の御神徳となります。                     



● 本 殿 ●
鹿島神宮



仮殿と高房神社
・本殿の向いの仮殿と境内摂社の高房神社。 




鹿島神宮



境内末社の熱田社
・境内末社の熱田社(アツタノヤシロ)、御祭神は素戔嗚命、稲田姫命。 


● 奥 殿 ●
鹿島神宮・奥殿


・本宮東方350メートルの位置に鎮座。現在の社殿は、徳川家康公が関ヶ原の合戦の戦勝

 御礼に奉納されたもので国指定重文。                    

・御祭神は武甕槌大神の荒魂(アラミタマ)。                    


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鹿島神宮・奥殿



鹿島神宮・奥殿



鹿島神宮



● 要 石 ●
要石
・要石(カナメイシ)、地震を起こす大なまずの頭を押さえているといわれ 

 る霊石。いくら掘っても全容は堀り尽くせないといわれ、“鹿島の

 七不思議”にも数えられている。               







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