・日和山(ヒヨリヤマ)は標高60.4メートル、眼下に見える北上川の河口は仙台藩の買米制度によって
集められた米の積出し港として千石船の出入りで賑わい、出航に都合によい風向きや潮の
流れなど、日和を見る場所であることからその名がついたとされる。
・鹿島御児神社は、延喜式内社における鹿島神社の最北端にあたり、平安時代に北進をつづ
ける大和朝廷軍の最後の集結地であった旧北上川の河口、石巻の日和山の頂に鎮座する。
● 拝 殿 ●
御 由 緒
・創祀は、宝亀11年(780年)12月、陸奥鎮守副将軍の百済王俊哲(クダラノコニキシ・シュンテツ)の奏上の
記録以前と考えられ、歴代国司・領主から崇敬され、藤原秀衡(フジワラヒデヒラ)・泰衡(ヤスヒラ)
により社領寄進や社殿修築、初代の奥州総奉行・葛西清重(カサイキヨシゲ)が宝物を寄進してい
る。永仁年中(1294年)葛西清宗(伊豆守清宗)が日和山城(石巻城)を築城すると、神社を
その南麓に遷座する。戦国時代末期、葛西氏が滅び一時荒廃するが、後に仙台藩仙台藩の
海上安全の祈祷所ともなり、厚く崇敬された。享保20年(1735年)旧社地に遷座。明治7年
村社、大正10年郷社、昭和10年県社に列格する。
御 祭 神
○ 武 甕 槌 命(タケミカヅチノミコト)、 ○ 鹿 島 天 足 別 命(カシマアマタリワケノミコト)
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● 境内社 ●
・境内社:左の御社は愛宕神社、 左側に稲荷社を右側に八幡神社を一社に祭る御社。
● 境内社 天満宮 ●