● 拝 殿 ●
由 緒
・刈田嶺神社は白鳥大明神の別名がある郡内では最も大きな神社で、延喜式内名神大社であ
り、県社、刈田郡総鎮守、伊達家家臣片倉家(白石城主)の総守護神である。
・791年(延暦10年)、坂上田村麻呂の一軍が蝦夷征討を行った際、現在の蔵王町を見下ろす
青麻山(標高799m/大刈田山)の山頂に鎮座した。801年(延暦20年)に西山の若宮白鳥神社に
相殿となり、永正11年(1514年)に現在地へ遷座された。文献によっては、景行天皇の時代
日本武尊を祭った穴穂部間人皇女(アナホベノハシヒトノヒメミコ・聖徳太子の母)が、当地で倒れたと
いう伝承を創建とするものもある。刈田嶺神社の名称は、当時の青麻山を大刈田山薬師嶺
と呼んでいたことが由来である。
・現在の社殿は、享保3年(1718年)に白石城主・片倉利休により建立された。1868年(明治元
年)刈田嶺神社と名を改め現在に至る。
※蔵王連峰刈田岳の頂上に鎮座する刈田嶺神社と里宮とされる遠刈田温泉にある刈田嶺神社
(蔵王権現社)は、こちらの刈田嶺神と関係はない。
御 祭 神
○ 日 本 武 尊(ヤマトタケルノミコト) ○
・韓 神(カンガミ) ・豊 受 大 神(トヨウケノオオカミ)
・天 水 分 神(アメノミクマリノカミ) ・国 水 分 神(クニノミクマリノカミ)
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● 本 殿 ●
● 神 木 ●
・1月14日の例祭「暁(アカツキ)参り」では、ご神木の夫婦杉に注連縄が奉納される。
● 境 内 社 ●
・赤子養育神社、寶蔵稲荷神社、山神社、愛宕神社。
・白鳥古碑群と称し、白鳥が刻印された石碑が並んでいる。