御 由 緒
・第18代の反正天皇(ハンゼイ)の御代の御創建といわれています。浪花の津(大阪湾)
に黄色い船に乗った女の神様が現れ、「われは玉依姫なり、この船の留まると
ころに社殿を建て、そこの神様を大事にお祀りすれば国土を潤し、庶民に福運
を与えん」とのお告げがあり、その船は淀川や鴨川をさかのぼって、水源の地
の奥宮あたりの川のそばから水の湧き出るところに船を留め、そこに御社殿を
建てたと伝えられています。
「 奥宮境内案内版 」
・貴船神社が当初創建されたところで、御祭神も本宮と同様、雨や水を司る神の
高龍神である。社殿によれば反正天皇の時代に、玉依姫(神武天皇の母)が黄船
に乗って浪速(大阪)から淀川、鴨川、貴船川をさかのぼって当地に上陸した。
そこに祠を営んで水神を祭ったのが当社の起こりである。また、この黄船に、
地名や社名の起源をもとめる説もある。奥宮境内の本殿横には、この伝説にま
つわる舟形石があり、これを積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全につながる
とされる。
御 祭 神
○ 高 龍 神 (タカオカミノカミ)、 ○ 闇 龍 神 (クラオカミノカミ/船玉神)
○ 罔象女神 (ミズハノメノカミ)、 ○ 国常立神 (クニトコタチノカミ)
○ 玉依姫 (タマヨリヒメ)、或いは天神七代・地神五代、地主神とも云う。
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