陸中一ノ宮 延喜式内名神大社 膽澤郡

 駒 形こまがた 神 社 

駒形神社 鳥居

 本宮 岩手県奥州市水沢区中上野町1−83 

 奥宮 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根 駒ケ岳山頂

 里宮 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根雛子沢13 


 駒形神社公式サイト


● 拝 殿 ●
駒形神社 拝殿

 御 由 緒 


・創建の年代は不詳。雄略天皇(ユウリャクテンノウ)21年(477年)に京都・宮津の籠神社(コノジンジャ)か

 ら宇賀御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)を勧請して奥宮へ祀り、里宮に大宜津比売神(オオゲツヒメノカミ) 

 と事代主神(コトシロヌシノカミ)を配祀したとしている。また、景行天皇(ケイコウテンノウ)40年(110年) 

 東征中の日本武尊が、天照大神、置瀬命、彦火々出見尊、天常立尊、吾勝尊、国狭槌命を

 勧請して創建したとする伝承もある。駒形神社の奥宮は、元は駒ヶ岳南方の大日岳山頂に

 あって、近世になり駒ヶ岳山頂に遷座した。駒ヶ岳は仙台藩と盛岡藩の境界であり、20年

 ごとに両藩が費用を出しあい社殿を改修していたという。また、奥宮は参拝が困難であり

 女人禁制であったことから、仙台と盛岡の両藩は、それぞれに麓に里宮を作り、奥宮から

 神霊を勧請して祀っていた。仙台藩の里宮は金ヶ崎町西根字雛子沢にあり、盛岡藩の里宮

 は和賀郡岩崎村(北上市)にある。                         

・現在の駒形神社の地には、元は鹽竈神社が鎮座していた。鹽竈神社は、安倍貞任征伐のた

 め源頼義、義家親子が宮城の鹽竈神社に祈願し、凱旋の後に鹽竈神社より当地に勧請して

 創建したものである。明治4年(1234年)駒形神社が国幣小社に列せられる際、奥宮と里宮

 とも参拝に不便であるとし、当時の水沢県の県庁に近い鹽竈神社の本殿(現在の駒形神社 

 本殿)を仮遥拝所とし、明治7年に社殿を改修して正式な遥拝所とした。明治36年、奥宮 

 の神霊を遥拝所に遷座し、元は鹽竈神社であったもの一切を駒形神社に編入した。また 

 鹽竈神社は境内別宮であった春日神社に合祀し、春日神社の社名を鹽竈神社に改めた。 



 御 祭 神 


・天照大御神(アマテラスオオミカミ)、・天之常立尊(アメノトコタチノミコト)、・国之狭槌尊(クニノサタチノミコト)

・吾 勝 尊(アカツノミコト)、   ・置 瀬 尊(オキセノミコト)、   ・彦火火出見尊(ヒコホノミコト) 


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駒形神社 社号額



駒形神社 拝殿



● 本 殿 ●
駒形神社 本殿



駒形神社 本殿



● 山 神 社 ●
山神社

 御 祭 神 


・大 山 祗 神(オオヤマヅミノカミ)、 ・木 花 開 耶 姫 神(コノハナノサクヤヒメノカミ) 


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山神社



● 別宮 鹽竈神社 ●
別宮 鹽竈神社

 御 祭 神 


・武壅槌神(タケミカヅチノカミ)、 ・経津主神(フツヌシノカミ)、 ・塩土老翁神(シオツチオジノカミ)  

・天児屋根神(アメノコヤネノカミ)、 ・比売神(ヒメノカミ)、 ・藤原鎌足朝臣(フジワラノカマタリノアソン) 


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鹽竈神社 本殿



● 水沢招魂社 ●
水沢招魂社

・水沢公園に設立された、日清・日露戦争、支那・満州事変、大東亜戦争で戦死された郷土

 出身の英霊をお祀りしている招魂社を、昭和35年に駒形神社境内に遷座した。     





神社参拝の記録



地図


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