御 由 緒
・寛永12年(1635年)、西の宮別当の海東山清学院・清原了賢が旧波路上村の村民代表を従え
四国讃岐國の金刀比羅宮に赴き、ご分霊を勧請し名勝岩井崎に創建する。以来奥州第一の
金刀比羅宮(金刀比羅本社記録)として崇敬される。
・文中元年(1372年)西の宮・恵比寿神社の境内は波浪で危険なため、祭神・事代主神を合祀
する。明治8年(1875年)村社。明治40年(1907年)幣帛供進社に指定。明治42年(1909年)に
八幡神社(寛文11年創祀:波路上杉の下)、庭渡神社(永禄元年創祀:波路上内田)、熊野
神社(文亀2年創祀:波路上同杉の下和城)の三社を合祀する。
御 祭 神
○ 大 物 主 大 神( オオモノヌシノオオカミ ) ○ 大 海 津 見 神( オオワタツミノカミ )
○ 事 代 主 神( コトシロヌシノカミ ) ○ 素 盞 鳴 尊( スサノオノミコト ※1 )
○ 大 雷 命(オオイカヅチノミコト)
・琴平神社境内の案内板・・・○ 祟 徳 天 皇( ストクテンノウ/第75代 )
・宮城県神社庁、等 ・・・○ 応 神 天 皇(第15代/誉田別神、品陀和気命)
※1 素盞鳴尊の異名:櫛御気野神(クシミケヌノカミ)、熊野大神櫛御毛奴神、他多数。
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● 本 殿 ●
● 岩井崎 潮吹岩 ●
・岩井崎は、陸中海岸国立公園の最南端に位置する松林に囲まれた美しい岬で、岬の先端に
は波が打ち寄せるたびに潮が吹き上げる「潮吹き岩」がある。
・岩井崎周辺は岩礁が多く難破する船が多かったため、地獄崎と呼ばれていたが、享保8年
この岬に立ち寄った藩主・伊達吉村が、風光の美しさに魅せられ「祝い崎」の名を送った
といわれる。