高蔵寺・阿弥陀堂
宮城県角田市高倉字寺前49
● 高蔵寺阿弥陀堂(国指定重要文化財) ● ・高蔵寺阿弥陀堂は宮城県最古の木造建築物で、治承元年(1177年)に藤原 秀衡(フジワラノヒデヒラ)の妻などの手によって建立されたと伝えられています。 平安時代の阿弥陀堂で現存しているのは、宇治平等院鳳凰堂、大原三千院 など全国で7か所で、東北では平泉中尊寺の金色堂、いわき白水の願成寺 阿弥陀堂、そして高蔵寺阿弥陀堂の3か所です。阿弥陀堂の風格、様相は 平泉建築の流れを組んだもので、奥州藤原文化が東北一円に広がっていた ことを示しています。 ● 阿弥陀如来坐像(国指定重要文化財) ●
・阿弥陀如来は西方極楽浄土の教主で、本尊は 平安末期の作とされ御堂建立の翌年に安置さ れたと推定されています。丈六の坐像は像高 2.7メートルの寄木造りで、その総高は5.14メートル になる堂々たる漆塗りの尊像で、舟底形の天 井につかえるばかりの大きな透かし彫りの飛 雲光背を背にして、床の上に直接すえられた 蓮華座に安置されています。 |
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熱日高彦神社 斗蔵神社・観音堂