御 由 緒
・明治以後は八坂社と称し、古くは祇園社と呼ばれ、一般に「祇園さん」の名で親
しまれており、全国の祇園社の根本神社である。この神社は貞観18年(876年)に
僧・円如(エンジョ)が牛頭天王を迎えたのが起こりといわれ、牛頭天王が素戔鳴尊に
なって現れたといわれる疫病除けの神である。
・本殿は平安時代の初め、藤原基経(モトツネ)がこの地に観慶寺感神院を建て、寺内に
本殿を設けたのが始まりといわれる。現本殿(重要文化財)は、承應3年(1654年)
の再建である。
御 祭 神
・素戔鳴尊(スサノオノミコト)、・櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)、・八柱神子神(ヤハシラノミコガミ)
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● 境内社 疫神社 ●
・西楼門を入ると摂社の疫神社、御祭神は蘇民将来(ソミンショウライ)。
● 境内社 太田神社・白鬚神社 ●
・太田社の御祭神は猿田彦神(サルタヒコノカミ)と天鈿女命(アメノウズメノミコト)。
● 境内社 北向・蛭子神社 ●
・俗に「エベッさん」と称され、福の神・商売繁盛の神として崇拝されている。
御祭神は事代主神(コトシロヌシノカミ)。
● 境内社 大国主社 ●
・大国主命(オオクニヌシノミコト)は、大己貴神(オオナムチノカミ)・八千矛神(ヤチホコガミ)など、多く
の神名がある。御祭神は、大国主命、事代主神、少彦名命(スクナヒコナノミコト)です。
● 境内社 美御前社 ●
・素戔鳴尊が天照大神と誓約(ウケイ)をされたとき、素戔鳴尊のもっておられた十挙
剣(トツカノツルギ)を振りすすいで生まれた三柱の女神で、宗像三女神(ムナカタサンジョシン)
といい、清浄・潔白の証となった神々です。御祭神は美御前(ウツクシゴゼン)という
名の通り、美を象徴する神々の市杵島比売神(イチキシマヒメノカミ)、多岐理比売神(タギリヒ
メノカミ)、多岐津比売神(タギツヒメノカミ)を祭る。
● 境内社 悪王子社 ●
・素戔鳴尊の荒魂(アラミタマ)をお祭りしています。悪王子(アクオウジ)の悪とは強力とい
う意味で、荒魂は現実に姿を顕す霊験あらたかな神の意味。
● 境内社 大神宮社 ●
・ご祭神は伊勢神宮の天照大御神と豊受大神。
● 境内社 日吉社 ●
・日吉社の御祭神は、大山昨神(オオヤマクイノカミ)と大物主神(オオモノヌシノカミ)です。
● 境内社 厳島社 ●
・厳島社の御祭神は、美御前社のの市杵島比売神(イチキシマヒメノカミ)。
● 境 内 社 ●
・左から祖霊社、八幡社・竈神社・風神社・天神社・水神社、刃物神社。