・・・ Photo by ken.sato / Canon ・・・
沖縄県那覇市若狭1-25-11
御 由 緒
・古くは「端城(ハナグスク)」と呼ばれた御嶽(ウタキ)だったという説もあり、ニライカナイ
信仰(海の彼方より幸福を持ち来る神々に祈る)が始まる。その後、この聖地に神の
お告げがあり、王府が熊野三神を祭る。以来尊崇篤く、「ナンミンサン」などと称
され親しまれてきた。
・史記「琉球国由来記」には、波上宮創建時、薩摩の頼重上人が別当寺として波上山
護国寺を開山(1368年)し王の祈願所とした記されている。明治23年(1890年)官幣小
社に列格し豪壮な社殿を誇ったが、大戦の戦火で灰燼に帰した。昭和28年(1953年)
ハワイの人々の赤誠により本殿再建がなされた。昭和36年(1961年)に拝殿が再興さ
れ、平成5年(1993年)、戦後50年にして全社殿の本格的御復興がなされた。
御 祭 神
・左神座 : 伊 弉 册 尊(イザナミノミコト)、 速 玉 男 尊(ハヤタマオノミコト)
・右神座 : 事 解 男 尊(コトサカオノミコト)
・相殿神 : 竈 神(火神)、 産土神(鎮守神)、 少彦名神(薬祖神)
◆境内社(右) :「 浮島神社(仮宮) 」・御祭神 : 天 照 大 神、他五柱。
◆境内社(左) :「 世 持 神 社 」 ・沖縄産業三大恩人奉斎。