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登米市 佐沼三社
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羽 黒 神 社
宮城県登米市迫町佐沼字上舟丁15 鎮 座
● 拝 殿 ●
御 由 緒
・元和年号、亘理宗根は栗原郡高清水村に羽黒神社を勧請し領内の守護神として崇
めた。羽黒神社は権大僧都善岳院に神務を奉仕せしめたが、宝暦6年、佐沼村主
の津田定泰が改易された後、翌7年には同地は、亘理倫篤の領村となり、宝暦11
年6月15日、倫篤が高清水から現在の地に移祀し尊崇されたと伝わる。
明治12年に村社に列せられる。明治43年大火で社殿を焼失し、当時は本殿のみ造
営したが、幣殿、拝殿は昭和21年に竣成した。
・合祀社に火伏秋葉神社、境内社には山神社、道祖社がある。
御 祭 神
○ 倉 稲 魂 神 (ウカノミタマノカミ) ○
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● 本 殿 ●
津 島 神 社
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼147 鎮 座
● 拝 殿 ●
御 由 緒
・創建年代は、日本地誌提要(ニホンチシテイヨウ)や封内風土記によると、聖武天皇の御代
天平(テンピョウ)2年(730年)と伝う。文治(ブンジ)5年(1189年)、源頼朝が平泉の
藤原氏を征討し、戦勝の御礼参りの後、葛西壱岐守(カサイイキノカミ)に命じて、北方
村・日向に勧請したと伝えられる。
・慶長19年(1614年)、伊達政宗は領主・津田民部影康に命じて、津島神社を天形山
より現在地に遷座し、社殿は佐沼城に向かって北向きに建立し、佐沼郷の総鎮
守、祇園牛頭天皇社(ギオンゴズテンノウシャ)と称し奉った。
御 祭 神
・素戔嗚命(スサノオノミコト・牛頭天王社)、・倉稲魂命(ウカノミタマノミコト・竹駒神社/稲荷神社)
・猿田彦命(サルタヒコノミコト・道祖神社)、 ・木花咲耶姫(コノハナノサクヤヒメ・山神社)
・崇徳天皇(ストクテンノウ・金刀比羅社)
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● 本 殿 ●
・山神社と結舎(ムスビヤ) ・神輿殿
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・津島神社社殿と御神木(銀杏)
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八 幡 神 社
宮城県登米市迫町佐沼字鉄砲丁33 鎮 座
● 拝 殿 ●
御 由 緒
・元禄2年2月15日(1689年)佐沼邑主・津田家4代春康公、新田村台所より領内の
平穏と鎮護を願って現在地に遷座する。その後、津田氏亘理氏両家の厚い庇護
を受けて地域住民の守護神として信仰され、津島神社、羽黒神社と共に佐沼三
社として崇められる。遷座以後、星霜実に三百有余年自然の風雨に曝されその
荒廃見るに忍びず、此処に役員有志相謀り世話人会を組織し、その協力を得て
再建する。平成二年四月二十二(1990年)竣工落成式を挙行。
御 祭 神
○ 應 神 天 皇 (オウジンテンノウ) ○
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● 本 殿 ●