●仙台市都心部からみて南、広瀬川を隔てる標高75メートルの愛宕山に鎮座する。頂上の東半分
は愛宕神社が占め、西半分は大満寺虚空蔵堂が鎮座する。 >> 仙台虚空蔵尊
御 由 緒
・戦国時代は伊達氏の本拠だった米沢(山形県)に鎮座したが、天正19年(1591年)に伊達正宗
が岩出山(宮城県大崎市)への転封に従って遷座し、慶長5年(1600年)に政宗が千代城を青
葉山に築城すると、仙台城(名を仙臺と改める)や城下を一望できる愛宕山へと遷宮する。
※現社地に社殿造営がされるまでは、荒巻村に仮遷座し、さらに完成をまって現在の宮城
県庁舎付近にある元寺小路にも移った。また、別当寺の誓願寺も、神社とともに米沢か
ら移転している。
・江戸時代には普賢菩薩を本尊として合わせ祭り、明治時代になると誓願寺は廃寺となるが
愛宕神社は社格を村社とされた。
・境内社:愛宕天満宮、稲荷神社、勝鬨神社、産霊神社。
御 祭 神
○ 軻 遇 土 神 ( カグツチノカミ ) ○
○天照皇大神、 ○豊受大神、 ○大物主神、 ○大山咋神、 ○大国主神
○伊邪那岐神、 ○伊邪那美神、 ○速玉男神、 他、四柱。
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● 本 殿 ●
● 御 神 木 ●
● 楼 門 ●
・楼門には「日本一の大天狗」と号する烏天狗(左側)と大天狗(右側)の像がある。
左から:勝鬨神社(カチトキノカンヤシロ)、産霊神社(ムスビジンジャ)、軍艦愛宕宮城県出身戦没者慰霊碑