◇◇ 宮城県無形民俗文化財 藻塩焼神事 ◇◇
・7月4日 「 藻 刈 」 七ヶ浜町花渕湾(鼻節神社の沖合い)でホンダワラ(海藻)を海底
より刈り取る神事。
・7月5日 「 御 水 替 」 御釜神社に奉告の祭典を執行の後、松島湾内釜ヶ淵に舟行し
大祓詞の斉唱、修祓、海上献供を行う。満潮時の潮水を汲み帰
り、御神釜の潮水を取り替える神事。
・7月6日 「藻塩焼例祭」 古式にのって荒塩を作る神事。大釜の上に竹で編んだ棚を置き
4日に刈り取った海藻をひろげ、その上から潮水を注いで塩分
の濃い潮水を塩焼釜に蓄えて、火打石で塩焼釜に点火し、煮詰
めて荒塩を採集する。
・御釜神社と御神釜の御祭神に祝詞を上げ玉串を捧げ、藻塩焼神事
が始まる。
・塩焼釜にひろげたホンダワラ(海藻)の上から潮水(海水)を注ぐ。
・薪に火を着け、海藻をひろげた竹の棚を塩焼釜から外す。
・玉串で潮水を掻き混ぜる。
・藻くずなどを取り除きながら潮水を煮詰めていく。
・火を入れてから2時間ほどで塩が出来上がります。
・仕上がった荒塩を三方に盛り付けます。
・藻塩焼で採集した荒塩を一番目の御饌とし、順次供物を祭壇へと
運び祭典が行われて行く。
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・この藻塩焼神事で作られた荒塩は、7月10日の塩竈神社例祭にて
三座の神前に御供えされる。
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