御 由 緒
・斗蔵山(238m)は角田市の南西にある霊峰で、斗蔵神社(斗蔵山神社)は平城天皇の大同
2年(807年)、坂上田村麻呂の勧請と伝えられる。また保食神(ウケモチノカミ)を祭るを以って
斗蔵山と名付けられた。元は斗蔵三社大明神(左は山王、中央は稲荷、右は白山)と称
され山頂の安狐山(アンコザン)・斗蔵寺の鎮守社であった。寛政年中(或いは万治年中とも)
野火のため社殿古記録が烏有に帰した。明治5年村社に列せられる。
・境内社: 建部神社、二荒山神社 ・例祭:7月10日
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・斗蔵山は日本武尊が東征の際に登ったと伝えられ、また源義家、北畠顕家、伊達政宗
なども訪れたと伝わる。山頂には、坂上田村麻呂が建立したと伝えられる斗蔵寺があ
り、山門に続く奥には、「紫雲天にたなびき 奥州無二の霊地なり」と弘法大師が賛
美したと言われる斗蔵神社が鎮座しています。
御 祭 神
○ 保 食 神(ウケモチノカミ)、 ○ 大 山 咋 神(オヤマイクノカミ) 、○ 菊 理 媛 神(ククリヒメノカミ)
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● 本 殿 ●
〜 えんころ節の碑 〜
・えんころ節はきこり達が斗蔵山のカシの木を題材に「木遣歌」として歌ったといわれ
また、斗蔵山のカシの木で船を造り船下りをした当時の船大工や船頭らによって歌い
継がれるうちに、めでたい座敷唄になったと伝えられます。
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斗 蔵 寺 観 音 堂
・斗蔵寺は奥州三十三観音第四番札所で、朱塗りの観音堂には御本尊の千手千眼観世音
菩薩(千手観音懸仏/県指定文化財)が安置されています。また本堂の裏手には18体
の観世音菩薩立像が一列に並ぶ荘厳な光景を目にすることが出来ます。
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・広い境内には子安観音堂や世界平和祈念の梵鐘があります。
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