「 延喜式内明神大社・零羊崎神社の論社 」 ・石巻市湊牧山に鎮座 、「白山宮」ともいう。豊玉彦命(トヨタマヒコノミコト)また  大海津見神(オオワタツミノカミ)を御祭神とする零羊崎神社。          ・石巻市真野に鎮座、「白鳥神社」ともいう。豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)、と  倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)を御祭神とする零羊崎神社。         

延喜式内名神大社 牡鹿郡

 零 羊 崎ひつじさき 神 社 

零羊崎神社
 宮城県石巻市湊牧山7 鎮座 地図  




零羊崎神社



● 拝 殿 ●
零羊崎神社

 御 由 緒 


・応神天皇2年の神功皇后三韓征討の時に、当社大神の御神託により出征を決意、大神

 の御守護により無血にして征討がかない、神功皇后の御勅願により涸満瓊別神(ヒミツサケ

 ノカミ)という名を賜り、東奥鎮護のため牡鹿郡龍巻山(オシカグンタツマキヤマ)にお祭りされた。

 涸満瓊別神は、干潮・満潮を別ける働きをする神という意味で、後にこの神名が零羊

 崎になり、鎮座地の龍巻山の龍は除かれ牧山となった。             

・神仏習合時代は、坂上田村麻呂が勧請した牧山観音の、鷲峰山長禅寺という山号を持

 つ奥州三観音の一つとなった。また、牧山は元は魔鬼山とも書いたとされ、坂上田村

 麻呂が魔鬼女の菩提を弔うために観世音菩薩を勧請し、弘仁7年(816年)に魔鬼山寺を

 牧山寺として、法相宗の僧延鎮が創建したとする説や、慈覚大師円仁が開山したとい

 う伝承もある。                               


 御 祭 神 


○ 豊 玉 彦 命(トヨタマヒコノミコト)、 ※ 大 海 津 見 神(オオワタツミノカミ)


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● 本 殿 ●
零羊崎神社



● 境内摂社:白山神社・薬師神社 ●
零羊崎神社



零羊崎神社





延喜式内名神大社 牡鹿郡

 零 羊 崎ひつじさき 神 社 

零羊崎神社
 宮城県石巻市真野字内山18 鎮座 地図  




零羊崎神社



零羊崎神社



● 拝 殿 ●
零羊崎神社

 御 由 緒 


・元は「白山神社」と称する真野村の鎮守であったが、明和9年(1772年)頃には、

 延喜式内社・零羊崎神社だったともいう。式内社は牧山にあるのが通説とするが

 村内には宮小路、祭田、宮田などと呼ぶ地名があり、それらは葛西家の寄進にか

 かる祭田があった遺称であったと思われるものの、零羊崎神社の論社とされる。

 また、真野風土記には、寛永12年の洪水のため神事等を続けられず、神社の神輿

 は牧山観音堂の中に移したとある。                    

・境内の木碑には「白鳥宮」と書かれ、御祭神は日本武尊とする。また、木碑側面

 には零羊崎神社(レイヨウザキジンジャ)と書かれていて、御祭神は豊玉姫命、秋津彦命 

 (速秋津彦命)、速秋津姫命とも書かれている。               

※石巻市八幡町の拝幣志神社(現在は箱崎八幡宮と合祭)のように、何らかの理由で

 白鳥神社に合祭したのか、また、牧山頂を奥宮とし真野を里宮としたのが零羊崎

 神社であったか、または、白鳥神社は拝幣志神社と無関係なのかは不明である。


零羊崎神社
 御 祭 神  ○豊 玉 姫 命(トヨタマヒメノミコト)、  ○倉 稲 魂 命(ウカノミタマノミコト) 以前の御祭神は、○豊玉姫命と火雷神(ホノイカヅチノカミ)とされる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
零羊崎神社


● 本 殿 ●
零羊崎神社



零羊崎神社




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