「 延喜式内社・鳥屋神社の論社 」
・石巻市山下町に鎮座する鳥屋崎神社と羽黒町に鎮座する羽黒山鳥屋神社。
延喜式内社 牡鹿郡
鳥 屋 崎 神 社
宮城県石巻市山下町1-2-10 鎮 座
● 拝 殿 ●
御 由 緒
・社伝によると仁徳天皇55年、上毛野田道(カミツケノタミチ)将軍が東征の折り、海上
安全を祈願し、無事に伊寺水門鳥屋岬に到着したので、この地に港湾の神の
伊豆能売神を祭ったという。式内社は本来こちらであるとする。また、羽黒
町の鳥屋神社は奥宮であるという説もある。
・社号額には鳥屋崎神社と書かれているが、正しくは鳥屋神社という。
御 祭 神
○ 伊 豆 能 売 神 (イズノメノカミ) ○
・神名帳考証 ○ 鳥之石楠船神(トリノイワクスフネノカミ / 天鳥船神・アメノトリフネノカミ)
・陸奥式社考 ○ 鳥之石楠船命、 ○ 鵜萱葺不和尊(ウカヤフキアエズノミコト)
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● 本 殿 ●
● 境内社・八幡神社 ●
● 境内社・稲荷神社 ●
延喜式内社 牡鹿郡
羽 黒 神 社 と 鳥 屋 神 社
宮城県石巻市羽黒町1-7-1 鎮 座
● 拝 殿 ●
御 由 緒
・鳥屋神社は延喜式牡鹿郡10座の一社にして、第16代・仁徳天皇55年(367年)
東征御征討の砌(ミギリ)、伊勢神宮・内宮末社の猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)に
御勅願あり、静海心のままに東奥鹿島の鳥屋岬の津に着船し、官軍数々利
有り、因ってこの地に創祀された。
・羽黒神社は文治2年(1186年)、奥州大守・藤原秀衡公、奥羽の羽黒山より
分霊して 鳥屋神社に合祀された。
御 祭 神
◇ 鳥屋神社 ○ 猿田彦神(サルタヒコノカミ)、 ○ 船御魂神(フナミタマノカミ)
◇ 羽黒神社 ○ 倉稲魂神(ウカノミタマノカミ)、 ○ 大物忌神(オオモノイミノカミ)
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● 本 殿 ●
● 八幡神社 ●
● 水神宮・龍神宮 ●
・境内社の水神宮と龍神宮は、縦(前後)に並んでいて鎮座している。
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