・港から表参道の開運橋を渡ると鳥居左手の小高い丘に「濱神社」が鎮座している。
・当初は海上の亀嶋(石)に祭られていたが、奉仕や参拝が困難な為、現在地に遷宮する。
現在の社殿は、平成元年の巳歳御縁年記念事業の一つとして建替られた。
○ 御祭神:八重事代主神(ヤエコトシロヌシノカミ) ・・・言代主神(コトシロヌシノカミ) ○
志波彦神社・御釜神社へ 延喜式内社 飯豊神社へ
五 十 鈴 神 社
・山頂への登口の右側の小高い丘の上にあり、御祭神は伊勢神宮内宮、外宮からの御分霊。
○ 御祭神:天照皇大御神、豊受大御神 ○ 気仙沼市「 大島 」頂上 愛宕神社へ
八 大 龍 王 神 ・ 辯 財 天 石 造
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・黄金山神社は、神仏混淆時代に辨財天をご本尊として「大金寺」とも称し、日本五大辨天
の一社として多くの信者を集め隆盛幸麗を極めた。この石造はその当時境内に祭られてい
たものの一部で、その年代については不詳判読出来ない。
・嘉永3年(1850年)嶽の尻(通称:元船場)に建立されたが、長い年月の末に海中に没した。
昭和58年(1983年)に約130年振りに顕現し境内に復元建立された。龍王は海祗神(ワダツミノカミ
/海神)のことで、八大龍王は八柱の神で、龍は水の神であることから海上安全・大漁・五
穀豊穣の神として信仰が続いている。
・大黒さまと恵比須さまの高さ6メートルの御神像が建立されている。
金 椿 神 社
・金椿神社(カナグイジンジャ)は、本社拝殿に上る石段の右側、杉木立の中に鎮座している。
○ 御祭神:大国主神(大己貴神)、少彦名神、天宇受賣神、月夜見神、大年神 ○
奥津彦神、奥津姫神、菅原道真、外三柱
辯 財 天 泰 安 殿
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黄 金 山 神 社 拝 殿
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御 由 緒
・今からおよそ1300年前、第15代聖武天皇の御代天平21年(749年)2月、それまで日本では
採れないと考えられていた黄金が陸奥国(遠田郡涌谷町一帯/式内社:黄金山神社)で発見
され、陸奥国守の百済王敬福(クダラノコニキシ ノ キョウフク / 陸奥按察使持節征東将軍)より、砂金
900両が朝廷に献上された。当時、東大寺の大仏建立(※)にあたり、塗金に用いる黄金の
入手に苦慮しておられた天皇は大いに喜ばれ、794年4月1日、聖武天皇と光明皇后は
百官をひきつれて東大寺に詣でて、日本最初の産金を報告し、大仏のご加護に感謝の詔
(ミコトノリ)を捧げられ、また、全国の神社に幣帛を奉じ大赦(恩赦)を行い、産金者の丸子連
(マルコムラジ)等には昇叙、賜姓、免税がなされ、国家的な一大慶事として祝賀され、年号も
天平感宝(749年4月14日)と改め、また後に、年号を天平勝宝(749年7月2日)とも改元され
た。この詔のなかで天皇は、大伴と佐伯の同族両氏が代々宮廷を護ってきたことを嘉賞し
位一階をすすめられた。その当時越中の国守であった大伴家持(オオトモノヤカモチ)は、その感激
を長歌一首と反歌三首をする。その一首が「 すめろきの 御代栄えむと 東なるみちのく
山に 金花さく 」で、この歌によって「みちのく山」と呼ばれていた秀麗な島は、金花山
また金華山と呼称されるようになり、この地に慶祝をこめて、金を司る金山毘古神、金山
毘売神を奉祀し創建したのが金華山黄金山神社である。
※天平勝宝4年(752年)4月9日(5月30日)、東大寺の大仏開眼法要。
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・中世以降の神仏混淆の頃は、金山毘古神、国常立神(クニトコタチノカミ)、海龍神を龍蔵権現とし
また、金山毘売神を弁財天として祭り「金華山大金寺」と称して、東奥の三大霊場(出羽
三山・恐山・金華山)の一つとして修験者が次々と来山し、修業を積んだ者たちが金華山
信仰を各地で広めていった。 明治2年の神仏分離令以後は仏号を除き黄金山神社となり
御祭神も復古する。
・日本最初の産金は、江戸時代までは金華山と考えられていたが、現在では遠田郡涌谷町に
鎮座する黄金山神社ではないかとされている。また、金華山黄金山神社そのものも石巻市
の式内社である大島神社や、計仙麻神社であるとする説もある。
御 祭 神
「 黄 金 山 神 社 」
・金 山 毘 古 神 (カナヤマビコノカミ) ・金 山 毘 賣 神 (カナヤマビメノカミ)
「 大 海 祇 神 社 と 山 頂 」
・大 綿 津 見 神 (オオワタツミノカミ) ・市杵島姫比売神(イチキシマヒメノカミ/辯財天)
・天 之 御 柱 神 (アメノミハシラノカミ) ・國 之 御 柱 神 (クニノミハシラノカミ)
・大 日 如 来 (ダイニチニョライ)
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●拝殿脇の社務所で「おみくじ」を引いて
弁財天が入っていると、黄金山神社の
「福銭」がもらえます。
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黄 金 山 神 社 本 殿
・本殿右側から御水取場へと向かう道が、山頂(445m)の大海祇神社への登山道となり、神域
に入ると、まもなく左側に滑石神社が鎮座している。
滑 石 神 社
水 神 社 (水分社)
・金華山の八合目は水源地には水神を祭っている。ここから頂上(あと400メートル)へと向かう
境界には、智拳印と法界定印を結ぶ仏像がある。
大 海 祇 神 社
「 頂上奥の院 大海祇神社 」
・古くは竜蔵権現と称された神社で、現社殿は大正11年、仙台市の伊沢平左エ門氏の寄進
により建立された。ご祭神は大海祇神(オオワダヅミノカミ)、市杵島姫神(イチキシマヒメノカミ)の弁財天
大日如来(ダイニチニョライ)。
・宮島の厳島神社、奈良吉野の天河大弁財天社、竹生島の宝厳寺、江ノ島の江島神社とな
る五大弁天の霊地である。
・山頂からは、遠く気仙沼の大島や唐桑半島まで望めます。