金 華 山きんかさん 
金華山の日の出

・金華山は仙台市から東方はるか60Kmの太平洋上にぽっかりと浮かぶ、周囲が約26km、山頂

 までの高さが445mで、島全体が黄金山神社の神域という古くから信仰の島として、青森の

 恐山、山形の出羽三山と並ぶ奥州三霊場の一つに数えられています。         

金華山黄金山神社のHPへ


★☆ 掲載している画像は、3.11東日本大震災以前に撮影したものです。震災後の状況については  上記、金華山黄金山神社の公式サイト等で確認ください。


金華山地図



  
かもめ
・金華山へは「鮎川港〜約20分」「女川港〜約35分」から 定期船・海上タクシーで渡ります。

 ※ 3.11の東日本大震災以降の運行については、確認下さい。            

 〇葛煢リ山観光クルーズ  ○シードリーム金華山汽船  ○樺ェプランニング 
                     
イルカ
  
金華山島図
・島には神の使いとして保護されている多数の鹿が生息しているほか

 1979年には南三陸金華山国定公園として指定がなされたため、手つ

 かずの自然が多く残されています。              


鳥居
 宮城県石巻市鮎川浜金華山 地図




 濱 神 社はま じん じゃ 
浜神社

・港から表参道の開運橋を渡ると鳥居左手の小高い丘に「濱神社」が鎮座している。


浜神社

・当初は海上の亀嶋(石)に祭られていたが、奉仕や参拝が困難な為、現在地に遷宮する。 

 現在の社殿は、平成元年の巳歳御縁年記念事業の一つとして建替られた。       


 ○ 御祭神:八重事代主神(ヤエコトシロヌシノカミ) ・・・言代主神(コトシロヌシノカミ) ○

  志波彦神社・御釜神社へ      延喜式内社 飯豊神社へ



表参道

鹿

鹿



神木



 五 十 鈴 神 社い  す  ず じん じゃ 
五十鈴神社

・山頂への登口の右側の小高い丘の上にあり、御祭神は伊勢神宮内宮、外宮からの御分霊。

 ○ 御祭神:天照皇大御神、豊受大御神 ○  気仙沼市「 大島 」頂上  愛宕神社



 八 大 龍 王 神 ・ 辯 財 天 石 造 
八大龍王神・辯財天石造

・黄金山神社は、神仏混淆時代に辨財天をご本尊として「大金寺」とも称し、日本五大辨天

 の一社として多くの信者を集め隆盛幸麗を極めた。この石造はその当時境内に祭られてい

 たものの一部で、その年代については不詳判読出来ない。              

・嘉永3年(1850年)嶽の尻(通称:元船場)に建立されたが、長い年月の末に海中に没した。

 昭和58年(1983年)に約130年振りに顕現し境内に復元建立された。龍王は海祗神(ワダツミノカミ

 /海神)のことで、八大龍王は八柱の神で、龍は水の神であることから海上安全・大漁・五

 穀豊穣の神として信仰が続いている。                       


 


大黒・恵比須神像

・大黒さまと恵比須さまの高さ6メートルの御神像が建立されている。 



 金 椿 神 社 
金椿神社

・金椿神社(カナグイジンジャ)は、本社拝殿に上る石段の右側、杉木立の中に鎮座している。  

○ 御祭神:大国主神(大己貴神)、少彦名神、天宇受賣神、月夜見神、大年神 ○

      奥津彦神、奥津姫神、菅原道真、外三柱             



 辯 財 天 泰 安 殿 
辯財天泰安殿



銭洗い場






随神門






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 黄 金 山 神 社 拝 殿 
黄金山神社拝殿

 御 由 緒 


・今からおよそ1300年前、第15代聖武天皇の御代天平21年(749年)2月、それまで日本では 

 採れないと考えられていた黄金が陸奥国(遠田郡涌谷町一帯/式内社:黄金山神社)で発見 

 され、陸奥国守の百済王敬福(クダラノコニキシ ノ キョウフク / 陸奥按察使持節征東将軍)より、砂金

 900両が朝廷に献上された。当時、東大寺の大仏建立(※)にあたり、塗金に用いる黄金の 

 入手に苦慮しておられた天皇は大いに喜ばれ、794年4月1日、聖武天皇と光明皇后は  

 百官をひきつれて東大寺に詣でて、日本最初の産金を報告し、大仏のご加護に感謝の詔 

 (ミコトノリ)を捧げられ、また、全国の神社に幣帛を奉じ大赦(恩赦)を行い、産金者の丸子連 

 (マルコムラジ)等には昇叙、賜姓、免税がなされ、国家的な一大慶事として祝賀され、年号も 

 天平感宝(749年4月14日)と改め、また後に、年号を天平勝宝(749年7月2日)とも改元され 

 た。この詔のなかで天皇は、大伴と佐伯の同族両氏が代々宮廷を護ってきたことを嘉賞し

 位一階をすすめられた。その当時越中の国守であった大伴家持(オオトモノヤカモチ)は、その感激 

 を長歌一首と反歌三首をする。その一首が「 すめろきの 御代栄えむと 東なるみちのく 

 山に 金花さく 」で、この歌によって「みちのく山」と呼ばれていた秀麗な島は、金花山

 また金華山と呼称されるようになり、この地に慶祝をこめて、金を司る金山毘古神、金山

 毘売神を奉祀し創建したのが金華山黄金山神社である。               

 ※天平勝宝4年(752年)4月9日(5月30日)、東大寺の大仏開眼法要。          


       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・              


・中世以降の神仏混淆の頃は、金山毘古神、国常立神(クニトコタチノカミ)、海龍神を龍蔵権現とし 

 また、金山毘売神を弁財天として祭り「金華山大金寺」と称して、東奥の三大霊場(出羽 

 三山・恐山・金華山)の一つとして修験者が次々と来山し、修業を積んだ者たちが金華山 

 信仰を各地で広めていった。 明治2年の神仏分離令以後は仏号を除き黄金山神社となり

 御祭神も復古する。                                

・日本最初の産金は、江戸時代までは金華山と考えられていたが、現在では遠田郡涌谷町に

 鎮座する黄金山神社ではないかとされている。また、金華山黄金山神社そのものも石巻市

 の式内社である大島神社や、計仙麻神社であるとする説もある。           



 御 祭 神 



「 黄 金 山 神 社 」

・金 山 毘 古 神 (カナヤマビコノカミ)   ・金 山 毘 賣 神 (カナヤマビメノカミ)  


「 大 海 祇 神 社 と 山 頂 」

・大 綿 津 見 神 (オオワタツミノカミ)    ・市杵島姫比売神(イチキシマヒメノカミ/辯財天)

・天 之 御 柱 神 (アメノミハシラノカミ)   ・國 之 御 柱 神 (クニノミハシラノカミ)   

・大 日 如 来 (ダイニチニョライ)                     


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黄金山神社拝殿

弁天さま
  ●拝殿脇の社務所で「おみくじ」を引いて

   弁財天が入っていると、黄金山神社の 

   「福銭」がもらえます。       

 黄 金 山 神 社 本 殿 
黄金山神社本殿



黄金山神社本殿

・本殿右側から御水取場へと向かう道が、山頂(445m)の大海祇神社への登山道となり、神域

 に入ると、まもなく左側に滑石神社が鎮座している。                



 滑 石 神 社すべりいしじんじゃ 
滑石神社



 水 神 社 (水分社みくまりしゃ) 
水神社

・金華山の八合目は水源地には水神を祭っている。ここから頂上(あと400メートル)へと向かう

 境界には、智拳印と法界定印を結ぶ仏像がある。                  



 大 海 祇 神 社おお わだ づみ じん じゃ 
大海祇神社

「 頂上奥の院 大海祇神社 」


・古くは竜蔵権現と称された神社で、現社殿は大正11年、仙台市の伊沢平左エ門氏の寄進 

 により建立された。ご祭神は大海祇神(オオワダヅミノカミ)、市杵島姫神(イチキシマヒメノカミ)の弁財天

 大日如来(ダイニチニョライ)。                             

・宮島の厳島神社、奈良吉野の天河大弁財天社、竹生島の宝厳寺、江ノ島の江島神社とな 

 る五大弁天の霊地である。                            

社号額

市杵島姫さま

大海祇神社



頂上磐座

孫悟空

・山頂からは、遠く気仙沼の大島や唐桑半島まで望めます。



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